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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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雨降り、時は流れ…

a0043520_1027720.jpg気がついたら1週間も新記事を投稿していなかった。実際にはその間、書きかけて止めたものや、写真をアップしても文が書けなかったものがあるのだけれど、ひとつの文章をまとめるという根気というかエネルギーがどうも沸いてこず、悶々としながら(笑)、気になるニホンのニュースやブログを読みあさり、どうでもいいような本やレンタル・ビデオを手に取る日々が続いた。

11月2日、ヤップ州の連絡船ハピルモホルが出航した。フィリピンに行っていた友人も、この船で生まれ島に帰った。彼女と同じように生まれ島への最後の航海をした人が、この船には3人もいた。





あんなに調子良さそうだったのに、どうして?という思いが、なかなか頭から離れない。フィリピンの病院ではミクロネシア人は外貨稼ぎの道具、必要のない治療や投薬漬けになる、こういう思いはずっと以前から人々の間に浸透しているが、かといって他にオプションがないのでヤップの病院が指示するままに送られてくる。
あの人も、この人も、ここでの治療が嫌だと言って帰ってしまったのよ。どう思う?医者の言うことを信じられない愚かな人が多いけど、わたしは違うよ。頑張るからね!
どうしてあのとき、そんな頑張りはやめて、早く帰っておいでと言ってあげられなかったんだろう… 

化学療法の恐さを十分知っていながら、
免疫力を高めるために砂糖はできるだけ取らないで、食べ物はよく噛んで、差し入れのタンポポ・コーヒーで身体を温めて、医者の計画した回数の化学療法をひととおり頑張ってね。ヤップに帰ってからは伝統療法でしっかり治していこうね。
と知ったかぶりして言ってしまった。ほんとうは、化学療法の回数が異常に多いな-と思っていたのに。彼女はこんな治療やめて早く帰っておいでよのひと言をわたしに期待していたのではなかっただろうか…

a0043520_3313915.jpg稲田芳弘さんの「ガン呪縛」を解く(発行:Ecoクリエイティブ)は、ガンという病気の本質を知り、患者自身が治療マップを持つことの大切さを説くお薦めの本だ。ガンを放置したほうが生存率は高い-わたしの身近な例からも、ほんとうにそう思う。Aさんは初期の苦しい化学療法を終えてヤップに帰ってから、2度とフィリピンでの再診に応ずることなく既に3年が経過したが、伝統療法だけですっかり健康を取り戻した。医者からは「末期」といわれ、まだ40代なので進行が速いはずなのに、である。かたや病院の治療を受けながら急速に悪化していった人の例をあげれば限りない。同じ病院の患者だった人が、この2ヶ月のうちに3人も亡くなっている。

「ガン呪縛」を解くは、きくちゆみさんオンラインショップ(http://store.globalpeace.jp/index.php?main_page=product_info&cPath=11_14&products_id=88)で購入できます。

a0043520_115641.jpg気持ちが不安定になると手当たり次第に脈絡もなく何かを読み漁るくせがある。そんな気分で店の本棚から手に取ったひとつが、井伏鱒二の「黒い雨」英訳本。ずいぶん前に広島平和記念資料館から原爆関係の英語本を何冊か買ってきて置いてあったのだけど、「黒い雨」は日本語のオリジナルを大昔に読んだことがあったので、英訳本を自分では読んでいなかった。英訳は妙に古風な英文で決して読みやすくはないが、読み始めると意外に引き込まれていった。

不思議なことに、日本語で原作を読んだときの印象があまりない。広島人のわたしとしては、頭の中の地図に文中の地名をプロットできるし、実際の体験談をたくさん読んだり聞いたりしているので、原爆投下後に主人公がたどった避難の道筋や言わずもがなの説明的な表現を、ちょっと現実離れしたものに感じた記憶がよみがえった。しかし、読み始めると最後まで一気に読み進めさせる、気迫のようなものがこの作品にはある。それが主人公のモデルとなった人の「日記」のなせる技なのか、作家のストーリー構成や文体のせいなのか、そんなことはどうでも良いような気がする。多くの読者が主人公と「あの日」をたどり、最後に五彩の虹を希求することができれば。

この文を書くにあたって、「黒い雨」についてどんな記事がウエブに流れているかググッてみた。そして、わたし的には松岡正剛サンの千夜千冊のこちら(http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0238.html)がいちばんピッタリきた。いっぽう東京都民の税金をウン千万円も無駄づかいして、副都知事室に「専用トイレ」を作らせた破廉恥な東京都副知事サンの評も見つけたが、いちおう「作家」でもある彼のボスにも同じような粘着質のツッコミをやってくれるまで、わたしはこの人を信用しない。その気になれば、井伏のおじいちゃんよりもツッコミどころ満載だと思うけどなあ(笑)。

a0043520_123985.jpg最後にふっと心がなごんだのが、突然ニホンから届いたこの本、天下太平洋物語(発行:旅行人)。Hさんご夫妻、ありがとうございました!著者のおがわかずよしさんとは、たまたまご縁があって何年か前にお会いしたことがあり、しかもこの9月に東京に行ったおり、都内某所で偶然の再会をしたばかりだったので、この本を手にしたときは2重に驚いた。

ヤップのことは出てこないが、おがわさんが若いころに訪れた太平洋の島旅が軽~いタッチで綴られている。しかし、ただの軽く楽しい旅行記でなはく、たとえばこんな表現:
南の島の暮らしは持つものが出し、それをわかちあうことが基本になっていると、あちこちで見、理解してきたつもりだった。しかし、その中に受け入れてもらい、彼らの持ち物を分け与えてもらいながら、こちらは未だサービス=対価の発想から抜け出せていなかった。(139頁)
そうそう、これ!でもわかっちゃいるけど、対応はなかなかに難しい。現金収入のある人とそうじゃない人の「シェア」感覚の相違には、島の人たち同士でも苦労している。どっちが良い悪いの問題じゃないってところが、よけいにしんどい。
思えば、これまで太平洋人たちの親切に慣れきっていたわしは、知らず知らずのうちに親切を当然と思い始め、異邦人としての慎みを忘れて、小生意気な態度を見せていたのかもしれない。(196頁)
はいはい、これもしょっちゅうハッと気づいて反省すること。小さな島社会では異邦人はいつまでたっても異邦人、意外なところでまわりに気を使わせているみたい。オマエがヤップ人なら、こんなこたあ、言わんでもわかることなんだが(怒)とチョメにはよく叱られる。そんなときには、わたしも慎んで反省いたしております、ハイ(笑)。

そんなこんなで、やっとなんとかブログ復帰の気力が出てきたので、これからもヨロシクお願いします。


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◆ヤップの旅の情報はこちらでどうぞ
http://www.naturesway.fm/index2.html


a0043520_13544829.gif柏崎刈羽原発の運転再開は危険です!

a0043520_20152150.jpg沖縄はもうだまされない
http://www.ryukyu.ne.jp/~maxi/
やんばる東村 高江の現状
http://takae.ti-da.net/
「やんばる」の森にヘリパッドはいらない
http://www.wwf.or.jp/activity/wildlife/
news/2007/20071003.htm

a0043520_0462420.gifジュゴンの海を海洋保護区に!
http://www.greenpeace.or.jp/campaign/
oceans/dugong/index_html
辺野古から緊急情報
http://henoko.jp/info/
基地建設阻止
http://henoko.jp/fromhenoko/
ちゅら海を守れ!
http://blog.livedoor.jp/kitihantai555/
「への子とたか江アワー」(インターネット放送局)
http://www.stickam.jp/profile/
henokoandtakaehour
(バナーは「雑談日記」SOBAさんからお借りしてます)


a0043520_116104.jpgもし、世界貿易センターに激突したのは民間航空機ではなかったら?世界貿易センターが爆破解体されていたら?ペンタゴンにボーイング757型機は激突していなかったら?93便が撃ち落とされていたら?

『911の嘘をくずせ ルース・チェンジ・セカンド・エディション』

日本語版 by Google Video:
http://video.google.com/videoplay?docid=
4377032998245988095&q=Loose+Change+2nd+Edition


ダウンロード版:
http://store.globalpeace.jp/index.php?main_page=
product_info&products_id=85

by suyap | 2007-11-08 23:24 | ヤップな日々
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