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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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ミクロネシア諸島自然体験‐2007年少年少女自然体験交流-その壱

a0043520_135386.jpgえ~、今年もやってきました、毎度お騒がせなシンキローこと森喜朗氏発案企画(笑)ニホンのお子様軍団!

事情は別の機会に書くけど、実はわたし、7月22日にヤップを出発して某所に行き、今朝(27日)午前2時30分にヤップに帰ってきた。そしてなんと!グアムからこの軍団と一緒の飛行機に乗り合わせてしまったのだ。ったく...
(右上と左下の写真はグアム空港搭乗口に登場したお子様軍団一行。正面と横向きの顔にはオレンジのぼかしを入れてます)

※このプロジェクトについては、↓こちら↓の記事もあわせてお読みください。
1)いきなり、ぶっちまけ
http://suyap.exblog.jp/2350980/
2)ミクロネシア諸島自然体験‐2006年少年少女自然体験交流-その壱
http://suyap.exblog.jp/3543578/
3)ミクロネシア諸島自然体験‐2006年少年少女自然体験交流-その弐-(財)モラロジー研究所との絡みは何だ?
http://suyap.exblog.jp/3699066
4)ミクロネシア諸島自然体験‐2006年少年少女自然体験交流-その参-ご到着1日目
http://suyap.exblog.jp/4030932/
5)ミクロネシア諸島自然体験‐2006年少年少女自然体験交流-その四-使い捨て皿にプラ・フォーク?!
http://suyap.exblog.jp/4050590
6)ミクロネシア諸島自然体験‐2006年少年少女自然体験交流-その五-やっぱり・・・
http://suyap.exblog.jp/4182374

a0043520_136424.jpg2005年10月にこのブログを開設して、いきなりぶっちまけてから、「ミクロネシア諸島自然体験‐少年少女自然体験交流」で検索すると、上記の記事がけっこう上のほうで引っかかるようになった。そのせいか、去年は参加者募集段階で複数の親御さんからお問い合わせをいただいた。それが今年は、キーワードによるアクセス解析では「ミクロネシア自然体験」が伸びていたにもかかわらず、まったくお問い合わせが来なかった。

わたしの方も参院選のことやら辺野古のことやら、もちろん仕事のことやらでいっぱいだったので、今までまったくこの件の情報を集めてなかったのだけど、ニホンの参加者募集は「例年どおり」粛々と行われ、ヤップからも10人の小学生(なぜか各校の成績トップの子が選ばれていた)が、忙しいニホンの旅を終えて帰ってきていた。

今この記事を書くために初めて「ミクロネシア諸島自然体験‐2007年少年少女自然体験交流」の情報を、主催者である独立行政法人国立青少年教育振興機構(国立オリンピック記念青少年総合センター)のウエブサイトで捜してみたが、まったく見つからない。

もう一方の主催者である社団法人中央青少年団体連絡協議会のウエブサイトからやっと、
ミクロネシア諸島自然体験‐2007年少年少女自然体験交流・募集案内
http://www.chuseiren.or.jp/whatsnew/archives/micronecia_2007.pdf
2007「ミクロネシア諸島自然体験」(中青連)
http://www.chuseiren.or.jp/whatsnew/archives/002712.html
を見つけ出すことができた。(募集案内の表紙デザインが去年とまったく同じなのには笑ってしまった)

中央青少年団体連絡協議会(中青連)というのがどんな団体かというと、(社)ガールスカウト日本連盟航空少年団SYD青年部(財団法人 修養団)(財)青少年野外教育財団青年倫理塾(社団法人倫理研究所)(社)全国子ども会連合会(社)日本ウオーキング協会青年部(財)日本宇宙少年団(社)日本キャンプ協会(財)日本キリスト教女子青年会、(財)日本青年協会、日本青年団協議会日本赤十字社(青少年赤十字)(財)日本体育協会日本スポーツ少年団日本都市青年会議日本BBS連盟(財)日本友愛青年協会(財)日本ユースホステル協会(財)日本レクリエーション協会人材開発部(財)日本YMCA同盟(財)ハーモニィセンター(財)ボーイスカウト日本連盟(財)モラロジー研究所青年部が正会員にする、美しいニホンの単細胞ウヨク少年少女創造することに情熱をそそぐ団体といった印象を受ける。(わたしも若いころはYMCAやYWCA、ユースホステルや日赤にはお世話になったけどね-笑)。

中でもその青年部が中青連の会員となっている(財)モラロジー研究所というのは、ちょっと前にキューマ元防衛大臣が「原爆しようがなかった」と講演した麗澤大学も経営する宗教団体で、ミクロネシア諸島自然体験‐2006年少年少女自然体験交流-その弐-(財)モラロジー研究所との絡みは何だ?で書いたとおりの極右ぶりなのは、知る人ぞ知る事実だ。案の定、中青連に届けてある正会員代表者名は、(財)モラロジー研究所の現理事長である廣池幹堂氏になっている。

さて、そんな中青連だけど、サイト内に情報公開資料を掲載していて、ミクロネシア諸島自然体験‐2007年少年少女自然体験交流の事業計画書や決算報告書があっさり見つかった。なんたって旅行業者の端くれであるわたしには、この事業のコストの計算くらい朝飯まえなので、これはなかなかにオモシロイ資料だ。後日ゆっくり料理して、シンキロウ一派が世界青少年交流協会というトカゲの尻尾を切っても、まだまだこの事業にしゃぶりついている様子をご報告いたしましょ(笑)。
平成19年度 事業計画書(PDFファイル)
平成19年度 収支予算書(PDFファイル)
平成18年度 事業報告書(PDFファイル)
平成18年度 収支決算報告書(PDFファイル)
平成18年度 事業計画書(PDFファイル)
平成18年度 収支予算書(PDFファイル)
だから今回はコマカイお金の計算はしないけど、平成18年度 事業報告書の6ページ目に、「独立行政法人国立青少年教育振興機構(筆者注:元国立オリンピック記念青少年総合センター)からの業務委託を受け、同機構との共催のもとに初めて取り組んだ」とあるから、かつてシンキロウ(森喜朗)氏が会長になってた公金トンネル財団に変わって、去年から社団法人中央青少年団体連絡協議会が、公金還流のトンネルになっちゃったってことだね。ちなみに、ミクロネシア連邦関係の取り扱い旅行業者は、初回のときからずーっと同じで、この件に関しては酸いも甘いもよーくわかってる日本旅行赤坂公務営業部

それで、きょうのところは、グアム空港からパラオを経由してヤップ到着まで、8時間という長い時間をたまたまご一緒させていただくことになったお子様軍団のご様子を報告しておくことにする。えっ、これからが本題かって?(笑)

現在、グアムから(ということはニホンやアメリカ方面から乗り継いで)ヤップにダイレクトに入れる航空便(所要時間1時間30分)は水曜日早朝の1便だけだ。他の2便は、それぞれ木曜/土曜の夕方6時50分にグアムを発ち、ヤップの真上を飛び越してパラオに行き(所要時間2時間30分)、パラオで入国・税関審査を経て深夜に4時間も待たされた挙句、やっとヤップ経由グアム行きの便に乗って翌朝午前2時30分にヤップに到着するという、殺人的なフライト・スケジュールになっている。グアムを出発してからの所要時間は、なんと7時間40分!ヤップ行きお子様軍団は、前日の7月25日にグアム入りしているようだから日中に十分休養を取ったとはいえ、小学校5年から中学校2年の子供が普通に起きている時間帯ではない。

26日午後6時過ぎになって、グアムの搭乗ゲート近辺にバラバラバラっというまとまりのない体勢で「お子様軍団」は登場した。お子様は24人(3グループ)と、それに付き添う大人はディレクター、コーディネーター、通訳、看護師、旅行会社添乗員各1名、チームリーダー3名のはずだけど、おそらくコーディネーターら数名は数日前にヤップに入っているはずだから、大人の数は6名(パラオからもう1名追加?)だった。

(追記)
グループ・リーダーは、こうやって募集した:
青年赤十字奉仕団   連絡協議会
http://i.z-z.jp/b/renkyo/log/41.html
ガールスカウト東京都支部
http://64.233.169.104/search?q=cache:IWDfn0nv3YYJ:www2u.biglobe.ne.jp/
~gs-tokyo/jimukyoku/19-13.pdf
ボーイスカウト日本連盟
http://64.233.169.104/search?q=cache:1BLc0hgI69IJ:www.scout.or.jp/j/info/weekly/archive/bsnews0704.pdf
モラロジー青年活動ネットワーク
http://many.moralogy.net/webdata/activity/category/cate_child.asp
ここは今年の募集要項だけログインしないと見れないように隠しているが、去年のはそのままサイトに残っている。
<募集>2006「ミクロネシア諸島自然体験」-少年少女自然体験交流- リーダー募集
http://many.moralogy.net/webdata/information/micronesia06.asp

時と場所をわきまえずに騒ぐのは、昨今のニホンの子供と若い親たちに共通の問題だけど、まわりの乗客(パラオ人、ヤップ人、欧米人とわずかなニホン人)に迷惑そうな目で見られていても平気でいられるスタッフの神経もすごい(というか、周囲の視線を感じていないのか)。いよいよ搭乗のときがきて、わたしがもっとも驚いたのは、大人のうち、誰一人として子供のヘッドカウントをしなかったこと!。わたしは水中でガイドするときも、陸上でちょっとした人数を引率するときも、どこかに移動するようなときには、(指差し確認まではしなくとも)必ず自分が受け持った人数を目で確認する。誰かが責任を持ってそうしないと、6人以上のグループでは迷子が出る確率が非常に高くなる。パッと見て(視線を動かさずに)数えられるのは、せいぜい4人が限度、まして動きが激しい子供の場合には、点呼は必須条件だ。それなのに、ああ、それなのに、大人のうち、誰一人として、目視ですら子供の数を確認している様子の者はいなかった。興味があったので、搭乗の様子をずーっと見ていたので、これは間違いない。

機中では、幸運なことにわたしの座席は前のほうだったので、パラオ到着後、入国審査&税関が混みあう前に素早く通過して外に出ることができた。深夜のパラオ空港には、ゆっくり体を休めるところなどない。前回はずっと空港の1階で過ごしてて暑くて消耗したので、今回は2階の冷房が効いたレストランで過ごすことにした。そこには2台のパソコンがあって、そのうち1台しか稼動していなかったんだけど運良くそれも空いていたから、赤ワインをすすりながら、日本語がインストールされていないので英語のサイトしか読めなかったけど、それでも気分良くニュースなどを拾っていたら、いきなり、ご一行様がドヤドヤ入ってきた。そして、なんとわたしの真後ろのテーブルを占拠してしまった!

子供たちは8人のグループごとにテーブルにつき、グループ・リーダーとおぼしき人が大声を張り上げて、ヤップの入国カードと税関申告書の記入方法を指導し始めた。ヤップやミクロネシア連邦の他州を数年以内に訪れたことのある人はご存知だが、この国のそれらの書類は、かなり英語の理解力がある大人でも戸惑うほど難しい。小学校5年から中学校2年の英語レベルでは、まず無理だ。それを、深夜に近い時間に、他のお客も大勢いるレストランの中で、黄色い声を張り上げながら1時間近くもかかって子供に書かせることに、何の意味があるのだろうか?もし、どうしても子供自身に記入させたいということなら、グアムでたっぷり時間があったはずではないか?

それにしても、その学習効果?は、まず無い。というのは、リーダーたちは、1行ずつ、書くべき「答」まで用意して、機械的に記入させているだけだったから。そこで問われていることの意味や、それぞれの書式の目的を説明しているリーダーはいなかった。ある子供が「日本語で書いちゃだめなの?」と聞いたとき、「だめに決まってるじゃない、ここは外国なんだから」という一言で終わり。子供の集中力は当然低く、なかなか作業ははかどらない。やがて24人の子供の喧騒はワンワンと高まっていき、リーダーやディレクターと思しきスタッフの甲高い声はどんどんエスカレートし、いやはや、レストラン中が大変な騒ぎになってしまった。

レストラン内には、数人のヤップ人&他のミクロネシア人、数人の欧米人観光客など、わたしを入れて約15人くらいのお客がいたが、それ以上には増えなかった。外から入ってくる者も、中の喧騒を聞いただけで、きびすを返し、中にいた者のうち数人が逃げ出す始末。

a0043520_1423453.jpg1時間近くかかって書類を書かせ、10時半をまわったころ、「じゃー、これから夕食を食べます」との大声!それで出てきたのが、この発泡スチロール製の容器に入った「夕食」。飲み物も同じく発泡スチロール製の使い捨てカップで配られた。

30人の「ご一行様」の他に15人ほどの客がいても、このレストランのテーブルや椅子は3分の2くらいしか埋まってなかったから、ここには70人くらいは収容できるテーブルと椅子があったと思う。ということは、それだけの皿やカップも当然用意されているはずだ。わたしの赤ワインもちゃんとしたワイン・グラスで出てきたし、他にも食事しているお客がいたけど、ちゃんとしたお皿とナイフ&フォークで出てきてた。それに、ちょっと離れた席にいた「ご一行様」関係者の2人は、ちゃんとしたグラスでジュースか何かを飲んでいた。それなのに、どうして子供だけ、発泡スチロール容器入りの「夕食」なんだろう?

それで思い出した去年の出来事:
ミクロネシア諸島自然体験‐2006年少年少女自然体験交流-その四-使い捨て皿にプラ・フォーク?!
http://suyap.exblog.jp/4050590
ミクロネシア諸島自然体験‐2006年少年少女自然体験交流-その五-やっぱり・・・
http://suyap.exblog.jp/4182374
どうも、このプロジェクトを運営している人たちには、子供たちに食事の楽しみやマナーを経験させたり、安全な食や食器を考慮したり、まして小さな島のゴミ問題に心を使うという発想は持てないようだ。

公共の場では、まわりの人に迷惑にならないような行動を取るように気を配る-こんな当たり前のことが、24人の子供に添乗していた6人の大人には、まったくわかっていない。

この深夜の大騒ぎは、やがてパラオの搭乗手続きを終えて全員が待合室に移動してから、さらにエスカレートした。レストランの中では、たった10数人の「他のお客」だったけど、搭乗待合室には、パラオから乗ってくる乗客も大勢入ってくる。みんな仕事やバケーションで疲れている上に、深夜の移動で相当参っているのに、あちこちであがる甲高い大声とバタバタ動き回るニホン人のお子様軍団。グループ・リーダーも子供と一緒になってはしゃいでいたし、他のスタッフもそれを放任。まわりの乗客がいかに迷惑しているか(白人客の中には露骨なジェスチャーで嫌悪感を表現する人もいた)、まったく見えていない様子だった。

わたしを見つけたヤップ人やパラオ人の知り合いから、「おまえも彼ら(子供たち)と一緒なのか?」と聞かれたときには困った。仕方なく(ジョークも込めて)、「アフォで最低な日本政府、ならびにその政治家と、彼らを選んだニホン国民に代わって、皆様に深くお詫びいたします」と答えておいたけどね。あと、Please wait for good news on Monday after the election!(選挙が終わって月曜に良い知らせが来るのを待ってね!)とも。


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(参照:森喜朗@ミクロネシア)
いきなり、ぶっちまけ
http://suyap.exblog.jp/2350980/
ミクロネシア諸島自然体験‐2006年少年少女自然体験交流-その壱
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はやく日本に帰りた~い-ミクロネシア諸島自然体験‐2009年少年少女自然体験交流
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by suyap | 2007-07-27 23:33 | ヤップと恥ずかしいニホン
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