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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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タカセ貝を料理する

このブログは前半部分でヤップのこと、後半部分で時事問題を書いてます。


a0043520_0264367.jpg昨日買ってきた1キロのタカセ貝は、まず真水できれいに洗って水を切り、すぐ料理する分を除いて残りは小分けして冷凍した。これでしばらくは食いつなげるぞ(笑)。それでとりあえず何か作ろうと思って冷蔵庫をあさると、あった野菜は輸入物のタマネギ、輸入物のニンニク、ヤップ産ナスだけ。えぇい、ままよ、なんかできるさ!(写真は洗ってザルにあげた生の貝)

a0043520_027262.jpgそこで材料の下ごしらえ。タカセ貝を下茹でする。時間は中にさっと火が通るくらい、沸騰して2~3分というところか?それで茹汁は捨てないように中身をザルに受け、あら熱がとれたら貝の蓋と内臓を取り除く。すでに身の先っちょのワタは取り除いてあるのだけど、内臓は貝の身の奥深くまで通ってて、気にしないで食べてもいいが、汁物にしたりするとシャリシャリとサンゴを噛んでいるような舌触りになる。だから、いちおう入念に取り除くのがコツ。(写真は茹で上げた貝)

a0043520_0275876.jpgところでタカセ貝の蓋は意外にきれいだ。厚さはクリアー・ファイル程度というと想像しやすいかな? 大きな貝の蓋としては極薄だけど、サザエの蓋同様、薄くてもちゃんと渦を巻いている。この蓋もアクセサリー材料として売れると聞いたことがあるが、作業が面倒なせいか、今まで買っているバイヤーをヤップでは見たことがない。食べたあとも生ゴミと一緒にポイで終わりだ。何か工夫できないものだろうか。

a0043520_0292614.jpgさて、料理開始だ。タマネギ、ニンニク、ナスを大目の油でよく炒め、ぶつ切りにしたタカセ貝を加えてさらに炒め、みりん、自家製トウガラシ酢を加えて煮詰めて、最後にショウユをまわしかけたのが、これ。トウガラシの辛さが適度に利いていて、おお、これはビールが進みそうだ(笑)。

a0043520_0303436.jpg次は本日の本命、トロコス(タカセ貝のこと)・ココナツ・チャウダー。チャウダー(chowder)というのは「魚介類と野菜を牛乳で煮込んだアメリカ風のスープ」ということなので、牛乳がココナツ・ミルクなのを除けば、立派にチャウダーだ(笑)。下茹でした煮汁を漉したものを煮立てて、味噌汁を作る要領で野菜を順次入れていく。あるいは極少量の油で野菜をさっと炒めてから、煮汁を加えてもいい。野菜に火が通ったら薄切りにしたタカセ貝を加えて煮込み、塩を加えて「濃い目」に味を整えて、最後にココナツ・ミルクを加え、ひと煮立ちしたら火を止める。ココナツ・ミルクは、その都度コプラを開けて削って作るのが最高においしいのだけど、今回はチョンボして缶詰を使用。またココナツ・ミルクを加えたあと煮過ぎると油が分離してくるので、スープにする場合は味噌汁同様、煮立てすぎないのがコツ。あと最後に極細千切りにしたレモンの葉を加えると最高の味になるのだけど、これもまた材料不在のためにボツ。でもまあ、なんとか美味しいチャウダーが出来上がった。熱々よりも冷めたほうが味に深みが出ると思うのは、わたしがネコ年&ネコ舌だからだろうか?←ヤップでは出来立てホヤホヤのまだ熱い食べ物を出すのは失礼なのだ。

今回はヤップらしい料理をと思ってココナツ・ミルクでチャウダー風にしたが、タカセ貝は味噌汁にしても美味しい。上記の「ココナツ・ミルク」を、そのまま「味噌」に置き換えれば(あっ、塩は入れないでね)、美味しいタカセ貝の味噌汁が出来上がる。タカセ貝自体が淡白な味なので、濃厚なココナツ・ミルクや油、醤油、味噌などで濃度を加えると良いのかもしれない。そうだ、明日は味噌汁にしよう、そしてあさってはカレー・・・(笑)。


◆7月25日20時50分現在のヤップ気象データ
天候: 曇
風向: 南南東
風力: 8ノット
気圧: 1010hPa
湿度: 82%
気温: 27.4℃
過去24時間の最高気温: 30℃
過去24時間の最低気温: 22.8℃
(注)「天候」「気温」に関しては、観測時間によってデータに大きく差がでます。一般的に夜は雲が多く気温も低いです。

◆世界のニュース・ウォッチ
今日はアメリカ人カップルを島内観光に案内した。色の黄色い黒いヤップ人でもない元敵性外人Japのオバサンがガイドでも違和感=緊張感なく受け入れてもらえたのは、出身が東部や南部じゃなくカリフォルニアだからだろうな、と思いつつ楽しくガイドさせてもらってて、何かの拍子にイスラエルのレバノン爆撃の話になった。

職業はライターだという彼氏「おれ、現政権が何かの解決をできるとは思わないけど、爆弾を巻いたパレスチナの女の子が微笑みながら近寄ってきて自爆して30人も殺した、というようなニュースを聞くと、もう本当にどうして良いかわからなくなるんだよ。ほんとうに中東のことは訳がわからない。おれ達にいったい何ができるというんだ?どうして奴ら(おそらくパレスチナ人&イスラム過激派のこと)はあんなことをするんだ?だから、おれは極力ポリティクスのことは考えないようにしてるんだ。考えても堂々巡りで気が滅入るばかりだから。」
彼女「もうやめましょうよ。わたしたちは天国のようなヤップにいるのよ。いま楽しめることを存分楽しみましょうよ」
それで、この件の会話はチョン。

多くの日本人もそうだけど、今のアメリカ人の世界音痴は甚だしい。それもこれも陰の力の長年にわたる目に見えない情報コントロールの結果なんだろうな。「爆弾を巻いてスマイルしながら30人もぶっ飛ばしながら自爆した女の子」がどうして生まれたのか、そもそも、その情報元はどこなのか、中東の置かれた現実とそうなってしまった過去の歴史を、ちゃんと掘り下げて考えて答を探そうという意志を持つ機会さえも、封鎖されている。怖いことだ。どうすれば、こういう人たちに目を覚ましてもらえるのだろう。いつもならアメリカ人に挑みたくなる性情のわたしだが、今日の彼の「悩み&逃避」の姿は痛々しかった。アメリカに帰らないでヤップから世界を眺めたほうが、いいかもね、とは言わなかったけど。

田中宇:戦争とマスコミ

<引用ここから>
 イスラエル右派系の過激な活動家たちが標的にしているのはマスコミだけでなく、中東問題を教える大学の教官や、中東に対する外交政策を討論する政治家などに対しても、さかんに行われている。私が2000年にアメリカの大学で中東の地域学の授業を聴講していたとき、すでに教室の最前列にはキッパ帽をかぶったイスラエル系アメリカ人の学生が陣取り、教官がイスラエルについて批判的なことを言わないよう監視していた。

 すでにアメリカでは、中東問題に関する報道は歪曲が定着し、学者もきちんとした研究ができず、政治家はイスラエルを批判することが不可能になっている。中東問題に関しては、ジャーナリズムも、アカデミズムも、民主主義も、すでに死滅している。

~中略~

 日本国内で、イスラエル右派のやり方を学んだのではないかと思えるのは、北朝鮮の拉致問題に取り組む勢力の中の一部である。拉致問題に取り組む団体の活動家から脅しを受け、記事の論調を書き直させられたという、数人の雑誌編集者や記者から話を聞いたことがある。

~中略~

 人々が、マスコミによるイメージ作りに簡単にだまされてしまう状況も、105年間、ほとんど変わっていない。むしろテレビがお茶の間を席巻した分、昔より今の方が、人々は世界的に、より簡単にだまされてしまう状況になっている。

<引用終わり>


◆ヤップの旅の情報はこちらでどうぞ
http://www.naturesway.fm/index2.html

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by suyap | 2006-07-25 22:12 | ヤップの伝統食
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