ブログトップ | ログイン

ミクロネシアの小さな島・ヤップより

suyap.exblog.jp

マッカレル

曇り空が広がり、ときどき雨もパラつく一日だったが、小腹の空いたお昼過ぎ、「もうお昼ごはんすんだの?」と、ヤップ人のともだちがココナッツとマッカレルを持ってきてくれた。
マッカレル_a0043520_15304589.jpg

「へえ、今年はまだマッカレルがとれてるんだね…」と、うれしくいただいた。これで今夜のおかずは決まり^^ 両面を軽く油でソテーして、トマトソースで煮こむとおいしかった!

ところでマッカレルというと、ヤップ語でパシュイとも呼ばれるムロアジのことを指すが、一方、缶詰にもマッカレルがあって、こっちはサバ缶のことを指す。
マッカレル_a0043520_1518661.jpg

その缶詰のマッカレルでもっともポピュラーなのが、SUN FLOWERブランドだ。なぜか緑ラベルと赤ラベルがあるけれど、食べ比べてみてもまったく同じ。どういう理由で色分けされているのか、さっぱりわからない。
マッカレル_a0043520_15184353.jpg

そしてSUN FLOWERブランドといえば輸出元は京和商事さん、太平洋の島々に日本やアジアからの物品を卸している日本の商事会社だが、しかし輸出元が日本の会社だからとって、その製品が日本製とは限らない。事実、ツナ缶もサバ缶も、たいていは東南アジア製である。

ところが…
マッカレル_a0043520_15182539.jpg

最近出まわるようになったSUN FLOWERブランドのサバ缶が、缶きりのいらない↓こういう↓形になっていて、開け方の説明も日本語!「あれれ?」と思って、正面のラベルをよく見ると、なんとPRODUCT OF JAPANの文字が!

この発見が2011年3月11日以前だったら、とても喜ばしく思えたのだが…

ふと缶の形から、ネットゲリラさんが、最近豆州楽市でさかんに売り出しているサバ缶のことが思い浮かんで、
マッカレル_a0043520_1519423.jpg

バーコード番号とMKN ITO3という記号から、やっぱり静岡の伊藤食品のものだとわかった。
マッカレル_a0043520_15191651.jpg

しかし会社は静岡でも、つくっているのは青森らしい。そして気になるのは、どこでとれたサバで、どれだけベクレているかってこと。ちょっと古いけれど、グリーンピースが2012年に調査したものによると、三陸沖で取れたサバらしく、セシウムさんがけっこう出ちゃってます…。

http://www.greenpeace.org/japan/Global/japan/pdf/20120402_5th_tinnedfish.pdf

フクイチがばら撒いている放射能が、こうしてヤップの食卓にもフツーに到達する時代、すごいなー。ちなみに、アベッチがいまの時期に解散するっきゃないのは、消費増税で落ちこんだ景気はともかく、どうやら」来年あたりから、放射能の被害の甚大さが隠しきれなくなるからみたいですよ。

そんなヌッポンや世界や…ましてヤップがどうなろうとも、まず「生残り」を賭けて、毎日、発酵生活(米とぎ汁乳酸菌づくり、玄米豆乳ヨーグルトづくり、あらびき茶のがぶ飲み etc. それにお日様をしっかり直視するなど、免疫力を養う生き方をまずは実践!


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
よろしかったら人気ブログランキング地域情報 & にほんブログ村海外生活ブログにクリックをお願いします。


ヤップのマンタ:
http://yaplog.jp/mantas/
ヤップ島あれこれ:
http://yaplog.jp/suyap/
ヤップ島の旅案内:
http://www.naturesway.fm/index2.html
by suyap | 2014-11-15 23:30 | ヤップで頑張る日本製品
<< 伸び放題 恐るべきゴキの食欲 >>