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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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空き袋バスケ大流行

明日は暦の上では「立春」。冬の寒さに閉じこめられた人たちにとって、この「春」という文字を目にしただけでも、少しは気持が和らぐのかもしれない。ヤップではきょうも風が強く吹いている。

さて久しぶりに訪れたパスウエイズ・レストランで、ウエイトレスのTさんと話していると、彼女のバスケットが目にとまった。
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わたし:うわっ、Tさんもコーヒー・ミックスのバスケットを作ったんだね。

Tさん:これはコーヒー・ミックスじゃないよ、ジュースの素の袋だよ!

なるほど、よく見てみると、色もデザインも違っていた。日本にも昔は「ワタナベジュースの素」のような、小袋に入った粉末飲料があったけれど、人工着色料や人工甘味料の害が指摘されるようになって、いつのまにか姿を消した。戦後ずっとアメリカの影響下にあったヤップでは、クールエイドという粉末飲料が幅をきかせていたが、小袋じゃないし値段も高い。そこへ最近、添加物てんこ盛りのアジア産小袋入り粉末飲料がなだれこんできた。

Tさんのバスケの写真を撮らせてもらっていると、「わたしのバスケも写真撮ってぇ~!」と、もうひとりのウエイトレスのKちゃんが、バスケを持ってやってきた。
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わあお、こっちもニュー・スタイルだ。

わたし:これもジュースの袋?何で作ったの?

Kちゃん:これは正真正銘コーヒー・ミックスの袋よ。でも銀色を出すために、一部は裏返して使ったの。

いまどきのヤップ女子のあいだでは、どうやら、それぞれが創意工夫の空き袋バスケ・コンペが、ひそかに進行中のようだ(笑)。
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しばしお互いのバスケを比べあって、あーだこーだとやっていると、奥から女将さんまでバスケをもってお出ましになった。

女将:あたしも、簡単なものを作ってみたのよ。写真撮っても良いわよ^^

なるほど、こっちも正真正銘のコーヒー・ミックスだけど、スケスケなデザインだ。このサイズのバスケットを、キッチリと織り込んで作ろうとすると、およそ300くらいの袋を集めないとならないようだが、女将さんのは半分の量で済んだそうだ。
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ジャジャ~ン!3種の空き袋バスケが一挙に集合!

これらを見ながら、わたしは祖母が古い年賀状で作っていた鍋敷を思い出していた。あれはたいてい、寒餅から豆まきまでの...ちょうど今頃の時期だったっけ。父のところにきた新年の年賀状の整理が終わると、祖母は前年の古い賀状を父からもらって、せっせと鍋敷を折っていた。ひとつ仕上げるのに、50枚くらい使ってたかしら。わたしもけっこう手伝ったのに...ああ、もう完全に忘れてしまってる!(涙)

たとえそれが人工物であっても、無駄にしない・ゴミにしない、そういう文化が、そんな遠くない昔の日本にもあったのだ...(ため息)。


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by suyap | 2013-02-03 13:39 | ヤップな日々
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