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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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いよいよオープニングを2日後にひかえたヤップ・リビング・ヒストリー・ミュージアム

先週金曜日の夕方から始まったわたしのデング熱、おかげさまで昨日から熱は37度台まで下がって気分も良くなったので、きょうは3日ぶりに外に出て、ちょこっと仕事らしきものなどもしてみた(というか店に出てしゃべってただけですけど)。たくさんの方にご心配いただき、ほんとうにありがとうございました。

さて今年の春先から突貫工事で建設が始まっていたヤップ・リビング・ヒストリー・ミュージアム、9月半ばにはハコモノの建設をあらかた終え、あとは整地などがぼちぼちと進んでいたようだったけれど、ついにあさって(12月7日)、オープニング・セレモニーが行われるという。
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その準備だろうけれど、夕方ミュージアムの前を通りがかったら、おじさんがひとりで芝刈機をまわし、おばさん二人は座りこんで草むしりをしていた。日中は暑いから、こういう労働は朝の早いうちか夕方にする。だけど、たった3人で草刈と清掃って、ちょっと動員人数少ないなあ...どういう割り当てなんだろう。

棟が上がったあとで傾き始めていた建物も、なんとか修復された。真ん中が男の家(ファルー)もどき、向かって右が公民館(ペバイ)もどき。そして左の小さな建物は女の家(ダパル)もどきだという噂があって、口の正しいヤップ人たちは「ファルーとペバイを同じ敷地に建てることすらあり得ないのに、そこにダパルまで建てるとは、いったい何を考えとるんじゃ(怒)」と嘆いていたけれど、発表されたプログラムでは、この小さな建物はただの「小屋」となっていた。
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これらの建物をわたしが「もどき」というのは、それぞれファルーやペバイに模した造りをしていても、本来のファルーやペバイには、それらが「建てられるべき土地」というものが各村の中にあり、そこに建てられていないものは、いくら伝統建築でもやはり「もどき」でしかないからだ。こういうことはヤップの文化を理解する上でとても大切なミソなのだけど、果たして今後、どれだけ伝わっていくのかなあ...。こうして「もどき」を陳列することによって安心し、ある時点で現役だった文化は過去のものとなっていくんだよなあ...いや逆か。

こんなものが出来たお陰で、村の中の伝統建築維持への情熱が冷めていくのではないか...という心配も、実はある。これつくるために策をまわしているヒトビトの中心がおもに(人文関係者でも学芸員でもない)外国人だってのも...なーんだかな~。


(関連記事)
ヤップ博物館の建設が始まった
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ヤップ・リビング・ヒストリー・ミュージアムの突貫工事
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by suyap | 2011-12-05 23:24 | ヤップな日々
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