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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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忘年ピクニック <2010年版>

こんな事情により記事のアップが遅れましたけど、先日の日曜日、ちょっと早い忘年ピクニックを、タラング島にて行いました。このタラング島についての記事も、一緒にどうぞ。

a0043520_12462770.jpg当日の朝、起きるとけっこう強い雨が降っていて...ありゃりゃ~!それでも衛星写真の様子では、お天気が大きく崩れそうではなかったので、そのうち晴れるだろうと、のんびり準備をしていたら、チョメからの電話:もう8時半過ぎてんぞ、何やってんだ~~(怒)

そうそう、「火守奉行」のチョメは、前日からオレ、明日の朝は8時前には(ラタング島に)行って、場所取りと火の準備をすっから!と宣言していたのだった。ことBBQとなったら、雨が降ろうと風が吹こうと、すごいハイテンションになってしまうみたい、彼(笑)。

a0043520_1246581.jpgもうひとつチョメが気にしていたのは、タラング島の場所取りだった。運良く桟橋跡のある側に陣取れれば、潮の高さに関係なくボートのアクセスも良いし、BBQピットもテーブルもある。しかし、まだクリスマス前とはいえ日曜日だし、タラング島でピクニックを計画しているグループが他にもいるかもしれない。

そんなわけで、まだ小雨の降る中、チョメだけを先発隊として送り出し、わたしは引き続き料理の準備を続行して、ようやく10時半過ぎにWさんと第2次隊として到着した頃には、雨もすっかり上がっていた。しかも、もうBBQピットからは、気の早いチョメによって白い煙が立ち昇っていた。

↓こちらが↓今回の燃料。左は完熟したココヤシの実の外皮と内皮(シェル)で、右はタラング島で集めた倒木の小枝、朝のうちの雨で湿気た枝木も、火の調整にはちょうど良いらしい。

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火の加減もちょうど良くなったので、WさんとチョメでBBQが開始された。もう、そろそろ始めて良いよね?とお互いに目配せしながら、早々ビールも取り出して...

a0043520_12482187.jpgだって、火の加減をする水を入れる容器がないだろ?とチョメ→ガガ~っと飲み干した最初のビールの空き缶に海水を汲んできて、豚の脂で立ち登る炎にぶっかけてます。

それにならってWさんも、わ~火が強くなってきた、もうひとつ海水の容器がいるよね...と、これまた急いで飲み干して、海水汲みに(笑)。

a0043520_12485184.jpgそれから男2人で延々と、BBQやって、飲んで、話して、ビンロウジュ噛んで...たぶん彼らには、このプロセスが楽しいんだろうな。ふと見ると、せっかく用意したBBQ用のフォークは無視されていて、2人が使っているのは、小枝を削って現地調達した棒っきれ。

わたしには出る幕ないって感じなので、甥っ子2人と到着していたG嬢のところで、まったりタイムに突入。

a0043520_12491474.jpg11時半をまわったころ、ようやくDさんが息子たちを連れて到着した。BBQのほうが順調に進んでいるのを見て、彼は刺身づくりの担当を買って出てくれたのは良いのだけれど、あれあれあれっ、Dさん、お皿に並んでいく刺身と同じ速さで、お口のほうに消えちゃうお刺身も...!(笑)

ティーンエージャーのDさん家の息子2人とその友人にBBQを任せて、大人の男たちは、すでに焼きあがったBBQ豚の細切れと刺身をツマミに、歓談タイムに入った模様。その間チョメは、Wさんの奥さんと子供たち、Dさんの奥さんと娘、それに彼自身の甥っ子や姪っ子を迎えに、対岸への往復で忙しく...

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こっちではG嬢の甥っ子たち、海に入りたくてたまらないのだけど、なぜだかお母さんと伯母さん(G嬢)に、今日の水遊びを止められてて悔しそう。水面をのぞきこんで魚やカニさんを見てます(↓左)。

チョメの甥っ子:オイちゃん、腹へった~!

チョメ:まあ、もうちょっと待て!(↓右)。

大人の男たちは、出来上がったBBQや刺身などをつまみながらビールを飲んでるけれど、子供たちには、一切何も与えないのがヤップ式。年齢と性別によるクラス分けがしっかりあって、大人は、絶対に子供の機嫌なんか取ったりしません。子供は子供同士で遊べって!(笑)

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チョメの姪っ子たちが木陰でなにやら語らっており(↓左)、G嬢の甥っ子たちはなにやら口げんかを始めた模様?(↓右)、みんな、お腹が空いて来たんだね~

ところで、チョメ組とG嬢組の子供たち、みんな申し合わせたように赤のTシャツ着てるって、どういうこと?(笑)。しかも本日のような曇り空には、赤が映えてなかなか良い感じです^^

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用意してきたBBQ用の肉がみな焼きあがったので、いよいよ食事の取り分け開始です!自然に還りにくい使い捨て容器を締め出して、今回も各自前の皿か、うちのツアー用の皿を使ってもらうことだけは、あらかじめ伝えておいた。
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人口着色料使用の禁止も徹底されたので、色合いは地味だけど、まずまずの出来かも^^ BBQと刺身以外は、G嬢、Wさん奥さん、Dさん奥さんとわたしが、料理を分担して持ち寄った。

a0043520_12524136.jpgまずはW家秘伝のラウラウ。豚の脂身と魚をマール芋(陸のタロイモ)の葉で包み、長時間かけてじっくりと蒸しあげたもの。豚の脂が魚肉にしみ込んで、柔らかくなじんだマールの葉とともに、すべてが口の中でとろけそうな絶品だ。

↓左はBBQチキン、今回はタマちゃんとそのファミリーが急に来れなくなったので、チキンのマリネードは急遽わたしが担当した。ローカル・レモンが見つからなくて家にあった米酢で代用、あとは醤油と胡椒を少々、それにみじん切りのタマネギをどっさり入れて前日から漬け込んだのだけど、まあまあの出来かしら?

↓右はW家がマリネードしたBBQポーク。いつも大勢で来てくれるタマちゃん一家が減ったので、用意した18キロ近いローカル・ポークは、今回の人数にとってはすごい量となった。

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↓こちら↓はG嬢担当のラック芋(田んぼのタロイモ、↓左)と、ドゥオグ芋(ヤムイモの一種)。朝早くから、甥っ子の世話とフードづくり、ご苦労さん!

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↓お次↓はDさん奥さん担当のライ芋(畑のタロイモの一種、↓左)と、なななんと、トウガンのサラダ。生のトウガンをくりぬいて中身だけ茹で、パパイヤなどのフルーツとココナツ・ミルクと混ぜてあるらしい。B型の彼女は、ときどき、みんながアッと驚く料理を開発するのが得意だ。

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↓左は、Wさん奥さん作製の、野生ヤムイモのムカゴのサラダ。このムカゴは日本のヤマイモのムカゴよりもずっと大きく、ときにはニワトリの卵くらいにもなる。アクが強いので、十分に煮ることが大事だそうだ。

↓右は、わたし作製のバナナの花とオオタニワタリの葉先の炒め物。鍋が小さすぎて、「炒め物」というよりも「煮物」の感じになってしまった、かなり失敗作(恥)。

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さらに↓こちら↓も、わたしが担当した煮バナナ2品。左がンガリイという品種で、右がグモイ系シャコガイバナナ。ここで宣言していたフロリダの煮バナナは...なんと!鍋の中で解けてしまって...持って来れませんでしたぁ...それを女性陣に告白すると、みんなに大笑いされた(大恥)。

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ようやくお腹が一杯になって人心地ついたころ、お日様が顔を出してくれたので、水遊びタイムに突入する子供と、日陰を捜して休むお母さん。

a0043520_13405836.jpgしかし水に入ることを止められてしまったG嬢甥っ子たちは、あんなに小さい子も泳いでるのに...と伯母さんにブツブツ言いながら、タラング島の探検に出発する模様。

その「あんなに小さい子」、2歳になったばかりのW家のSくんは、水に入れてもらって、たいそうゴキゲンな様子だ。

えっ、Sくん、ひとりで海に入ったの?と驚いて近寄ると、Sくんのまわりには、微妙な泡が...そして何やら浮いてきて(笑)

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あれあれあれ~、手が出たよ。そして、ついにフ~ッと大きな息をつきながらWさんが浮上した。

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こんなに小さくてまだ泳げない子に、浮き具もつけずに自ら潜るなんて、日本じゃ考えられない水泳指導法かも^^ Sくんがもう少し大きくなると、今度は子供の背丈にお構いなしにどんどん深いほうに歩いて行く大人を、アップアップしながら半泣きで追っていく...という指導法が待っているだろう。こうしてヤップの男の子は泳ぎと魚とりを覚えていくのだ。

a0043520_13443396.jpgだいぶ日も傾いてきて、いよいよ虫さんタイムの到来となった。お~い、まだこんなに料理があるぞ!と嬉しそうな声を張り上げるチョメ(笑)。虫も出てきたし、ハエもたくさんいるので、ヤップの「センコウ」をつけようということになり、Wさんの息子が呼ばれて蚊遣りの準備が始まった。

a0043520_13451735.jpgヤップの蚊遣りは、乾いたココヤシの実の外皮を燻して煙を出すもの。煙がもうもうと立ち上がると、あら不思議、それまでたくさん飛び回っていたハエや蚊が、すーっといなくなった。ただしリグリグといわれるヤップのブヨには効かないので、虫さんタイムになると、リグリグの上がって来れない地面から数十センチ上まで、足を上げておけがOK、料理もビールもたっぷり残ってるし、ピクニックはまだまだ続行されます...

ふと気づくと今度は潮が上がってきて、なんとチョメとDさんの足元はすでに水の中!(笑)。そんなことにも動じることなく、四方山話に熱中する2人は、同じ小学校のクラスメート。

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ようやく第一陣が家路につくことになったのは、どっぷりと日もかげった午後7時前。今年初めのピクニックとほぼ同じ場所と構図で、サンセット風景を撮ってみた。ココヤシの若木がちょっとだけ成長してる。
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いつものことながら、大量に余った料理は、ファミリーごとに分けてお持ち帰りしてもらう。こういうお持ち帰り分もしっかり出ることが現場で食べる分よりも大切で、材料集めをするときから、あらかじめその分も計算にいれておく。

チョメ運転のボートで、帰還第1陣としてWさん一家らとマリーナに戻ったときには、もうあたりは真っ暗になっていた。それから再びタラング島に戻ったチョメは、Dさんたちと更にもうしばらく暗がりの語らいをやってたらしい...(笑)。みんな、良い「忘年」ができましたように。

(ピクニック記事)
ビーチでピクニック!
http://suyap.exblog.jp/6622276/
ビーチでピクニック!(続編)
http://suyap.exblog.jp/6622299/
ビーチで忘年ピクニック!<2008年版>
http://suyap.exblog.jp/7771532/
新年ピクニック
http://suyap.exblog.jp/9567142/


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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by suyap | 2010-12-22 11:49 | ヤップな日々
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