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花をありがとう!
うちの店があるヤップ・マリーナの駐車場に車を止めていると、たまにヘンなことが起きる。誰かが近くのきれいは花を手折って、フロント・ガラスのワイパーに挟んでくれたり、花のレイ(ヌーヌー)がバックミラーにかかっていたこともある。

きょうも、いつのまにかイエローベルの花が挟んであった。業務でPが乗ったときにはなかったというから、そのあとの2時間くらいの間に、この花を生けてくれたことになる。

またか...と花をはずそうとしたけれど、お天気も良いし、このまま花を飾って走ろうかと思いなおした。花が置かれているのはそんなに頻繁じゃないけれど、この車の先々代のときから、年に数回くらい起きる。う~ん、誰かの呪いかマジックか???でもねえ、きれいな花で、ネガティブな効果が期待できるのかしら?

ここはやっぱり、ポジティブに善意として受け取ったほうが良いかもしれない。じゃ、誰が...?ひとつ思い当たるのは、わたしの友人のひとり、というか、なぜか対等におつき合いをいただいている、統合失調症のおばさん。ちゃんとおうちがあるのだけれど、広々としたところが好きなのでよくマリーナにも来ていて、調子の良いときには話をしたりコーヒーやお湯を分けてあげたりしている仲。彼女かなあ...?

黄色の花をワイパーに飾って走り始めると、なかなか気分が良いではないか!途中でピックアップしたゲストから、フロント・ガラスに花を飾るのはヤップの流儀ですか?と聞かれたりしながら(笑)。

これを書きながら思いついたのだけど、やっぱりこの件、誰かに相談してみようかな。小さな花を手折ってというのは聞いたことないけれど、花のレイ(ヌーヌー)には、いろいろな思いをかけられるみたいだから。まあ、ヤップには、まだそんな世界(トトロや鬼太郎の世界?)が残っているから、わたしもけっこう楽しく暮らしているわけだが。


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# by suyap | 2009-11-20 22:47 | ヤップな日々 | Trackback | Comments(0)
H1N1インフルエンザ・ワクチン、とうとうヤップの離島へ
9月の末から3週間も学校が休校になったりするほどだったヤップのH1N1(新型)インフルエンザ流行も、なんとか峠を越したようで、まだわたしのまわりにもポツリ・ポツリと罹る人はいるけれど、もうみんなで罹れば恐くない!っていう雰囲気だ(笑)。H1N1に罹っても、ひどくなければ病院なんかに行く必要はない、というのが常識になりつつある。

つい最近、インフルエンザでぶっ倒れてた友人Dとの会話:

わたし:ずいぶん顔を見なかったけれど、インフルエンザやったんだって?

D:そうなのよ、ひどい症状だったわよ。ひたすら水とタイラノール(非ピリン系の解熱剤)飲んで寝ていたの。1週間以上も調子悪かったわ。もう、こりごり...

わたし:病院には行ったの?

D:行かないわよ。ヘンな薬もらうとヤバイからね。

わたし:このあいだ離島にH1N1のワクチンを配りに、連邦政府の連絡船が出てたわね。ワクチンで病気になる人が出るのが心配だよ。

D:そうそう、その話をわたしもCから聞いたばかりよ。ヨーロッパではワクチンで死んだ人が出てるんだってね。

わたし:日本でも何人も亡くなってるらしいよ。表向きはワクチンのせいにしてないけれど、多いに疑わしいらしいって。でも、あなたもわたしも、もう免疫あるから、ワクチンの心配はいらないね。

どこから金が出ているのかわからないけれど、ヤップにもH1N1(新型)のワクチンが鳴り物入りで「良いものだ」と宣伝されている。先週は連邦政府の連絡船カロライン・ボヤジャーが、ヤップ州の各離島にワクチンを配るために、すでに退職している保健師まで動員して船出していった。ヤップ島向けのワクチンも、そろそろに来るそうだ。

インターネットにアクセスできるヤップ人なら、このワクチンの恐さをニュースを知っている人もいるが、離島の住民には、そういう情報は全く伝わってないだろう。まして、外からもたらされるものは何でも良いものだと受け取りがちな人々のことだから、ワクチン接種を拒否する人はいないのではないか。わたしがボソボソと知っていることをまわりに伝えたって、それで思いとどまる人がいるかどうか...ほんとうに心配だ。

もっとも、いまどき世界でもめずらしいほど情報から隔離された離れ島である日本だって、そんなに違いはしないだろう。幸い「強制」ではなくなったようだけど、インフルエンザになるよりも、ワクチンのほうが恐いということを、たくさんの人に知ってもらいたい。先日、ギランバレー症候群を長いこと患った末に亡くなった大原麗子さんも、ある時点でインフルエンザのワクチン接種を受けておられたのではないかという思いが、わたしの頭から離れないでいる。

えっ、そんなこと初めて聞いた!という人は、以下の記事をお薦めします;

きっこのブログ:輸入ワクチンの危険性が露呈
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2009/11/post-d21f.html

反戦な家づくり:インフルエンザ“症候群”
http://sensouhantai.blog25.fc2.com/blog-entry-791.html

反戦な家づくり:インフルワクチンで死亡例
http://sensouhantai.blog25.fc2.com/blog-entry-795.html

20世紀初め、第1次世界大戦のあとで流行したスペイン風邪(A型インフルエンザ)でたくさんの死者が出たのだって、実はインフルエンザによるものでなく、当時インフルエンザの特効薬として使われたアスピリンの大量接種によるものではないかという疑いが出てきている:

世界の環境ホットニュース:第23回 スペインかぜの正体(2)
http://archive.mag2.com/0000083496/20091031050000000.html

〇〇世界の環境ホットニュース:第24回 スペインかぜの正体(3)
http://archive.mag2.com/0000083496/20091113112000000.html

今も昔も、インフルエンザが流行ると(流行らせると)、儲かってウハウハなのは、大手製薬会社なのだ。こんなので病気になったり、死んだりしたのではたまらない。


(追記)
日本でワクチンによる死者が急増中のようです:
世界の環境ホットニュース:第25回 続出する「新型」感染者の突然死

http://archive.mag2.com/0000083496/20091120050000000.html



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# by suyap | 2009-11-19 23:03 | ヤップな日々 | Trackback(1) | Comments(0)
恨みっこなしで、別れましょうね♪
だんだんと貿易風の季節らしくなってきている今日この頃、ひさびさにチョメ家の哲学犬ラッキーくんに、昨今のもろもろの「関係」について、ご意見を伺った。
そうだなあ、ニンゲンの男や女にも、互いに好きでもないのに利用しあうだけのためにくっついてるような連中も多いみたいだ。オレとチョメみたいに、ふだんは互いに不干渉、好き勝手にやってるようでも実は信頼しあってるって関係のほうが、むしろ今の世の中じゃ少ないのかもしれないね。もっとも、オレだって奴がオレにメシ食わせる義務を怠ったら、老いた身にはしんどいが、またとっととノライヌに戻るさ。まあ奴との間にはそんなこたあ起こらんだろうが、心の用意だけは、どんな好いた仲にも必要ってもんよ。

海の中で2匹のギンガハセと一緒に暮らすコシジロテッポウエビが、それを聞いて声を上げた。
あたしはね、物心ついたころからずっと、このハゼさんたちと顔をつき合わして暮らしてる仲なんだけど、1年365日1日24時間、ただひたすら巣穴を掘り続けるあたしを、そりゃあよく見張っててくれるのよ。だから、あたしもできりゃあ、ここで次世代を産んで繋ぎたいと思っているけど、ハゼさんたちの気持ちはわからないわね。この辺の環境も変わってきてるし、お互いの将来をよく考えて、別のパートナーを見つけるのもありかと、最近は考えるようになったのよ。

エビとハゼらの様子をマンジュウヒトデの上から見ていたヒトデヤドリエビ
そうだよなあ。オレの家主(マンジュウヒトデ)だって、いつなんどき台風でぶっ飛ぶかもしれやしない。そうなったらオレも一蓮托生の可能性のほうが高いんだが、オレさまはなんとかそういう事態からは逃れたいから、日頃から五感六感を鍛えてるんだ。家主は家主、パートナーはパートナー、みんなそれぞれ別の生き物なんだから、互いに便宜共用できるときはそうするけど、それがなくなったらキッパリ別の生き方を歩むべきだな。近くに生きのいいヒトデがきたら、オレは迷わず飛び移るぜ。
な~んちゃって、海の中も人生いろいろのようだけど、生物として機を見るに敏でなかったら、即、命にかかわるから、野生生物やってるのもたいへんだね。実はニンゲンやってくのだって同じことだと思うんだけど...

いや個々のニンゲンどころか、「コクミン」というニンゲンが構成する「国家」同士の関係だって、その舵をとるべく「コクミン」から選挙によって任命された政治家が、経済の動きや国際関係の機を見るに敏でなかったら、「国家」すなわち、その「コクミン」にたいへんな損害をもたらす。言い換えれば、「コクミン」こそ機を見るに敏であるべきだし、そうでない政治家をすぐに挿げ替えることのできる装置も働いてなければならない。

と こ ろ が...

戦後すぐから続いてきたアメリカにひたすら従属する日米関係ひとつ取ってみても、日本の政治を動かしてきたものが、「コクミン」の「民意」にもとづいた選択ではなかったことが、最近になって、ようやく目に見えるようになってきた。

田中宇の国際ニュース解説:日本の官僚支配と沖縄米軍
http://www.tanakanews.com/091115okinawa.htm
 米軍は、80年代に冷戦終結を見越して日本から撤退していく方向を模索したが、それを見た日本政府が「駐留費を負担してあげるから日本にいてください」と頼んだ疑いが濃い。日本は、米軍を「買収」して駐留を続けてもらっている観がある。
    ~~中略~~
 このように考えると、海兵隊は日本国内に常駐する必要は全くない。特に、冷戦後はそうである。だから、沖縄の海兵隊は80年代に米本土に撤退を開始し、普天間基地を日本側に返還するつもりだったのだろう。それを日本が引き留め、駐留費を出して買収し、沖縄に駐留し続けてもらっている。海兵隊は、日本に金を出してもらえて、米国にいるよりも安上がりなので、沖縄にいるだけだ。
    ~~中略~~
 日本政府による「米軍買収工作」のもう一つは「グアム移転」である。「米軍再編」の一環として、沖縄に約2万人いる海兵隊のうち8千人を米国領のグアム島に移転してもらい、その費用を日本が出す計画で、総額7000億円を予算と融資で出す予定だ。
    ~~中略~~
 米軍は、再編によって以前より安上がりに運営できるようになる。だから、海兵隊が沖縄からグアムに移転するのに日本の金は必要ない。グアムの基地に新設備を作るのに建設費がかかっても、それはその後の米軍効率化によるコスト減によって相殺される。しかし、日本政府はお金を出したがっている。
    ~~中略~~
 日本政府が米軍を買収していた理由は、実は、日米関係に関わる話ですらなくて、日本国内の政治関係に基づく話である。日本の官僚機構が、日本を支配するための戦略として「日本は対米従属を続けねばならない」と人々に思わせ、そのための象徴として、日本国内(沖縄)に米軍基地が必要だったのである。
この記事は、沖縄の米軍移転問題や今後の日米関係を考える上でも、たいへん重要で基本的なことを示唆している優れたレポートだ。それをまた、非常にわかりやすくマトメてくれたのが、いつも多方面の話題で楽しませていただいているネットゲリラさんち:

アメリカが犬か、日本が犬か
http://shadow-city.blogzine.jp/net/2009/11/post_801f.html

ちなみに、ネットゲリラさんは田中ウーさんて書くけど、田中さんの「宇」は「さかい」さんと読む。蛇足ながら...(笑)。

さて、もうひとつこのブログでも記録しておきたいのが、外務省のトップ官僚たちによる国民と政治家を舐めきった長年にわたる大嘘、反戦な家づくりさんの記事より再コピペ:

あと3週間で 時限爆弾 が炸裂する
http://sensouhantai.blog25.fc2.com/blog-entry-792.html
次官経験者の証言要旨 核持ち込み日米密約
2009.5.31 共同通信

 核持ち込みの日米密約をめぐる外務事務次官経験者(80~90年代)4人の証言要旨は次の通り。

 ▽A氏

 一、次官引き継ぎの時に「核に関しては日米間で(非公開の)了解がある」と前任者から聞いて、次の次官に引き継いでいた。これは大秘密だった。

 一、米軍艦船や米軍機に積まれた核は事前協議の対象にならないということは、60年から日米間で了解されている。だから日本政府は国民にうそをついてきた。

 一、(密約の内容を)メモ書きした文書が外務省に存在し、自分はそれを読んだ。大平正芳氏が外相だった時に(日米間で)確認したということも秘密の文書に書いてあり、それも読んだことがある。

 一、当時の首相や外相に伝えたことはなかった。政治家に話をすると漏えいするから。

 ▽B氏

 一、大平、ライシャワー両氏のやりとりについては自分も聞いており、外務省にはそれを記した内部文書があった。(その時々の)次官はもちろんそれを知っていた。

 一、形式論としては時の首相、外相に必ず報告すべき事項だが、大きな問題なので、せんえつかもしれないが、役人サイドが(密約の内容を話していい首相とそうでない首相を)選別していた。

 ▽C氏

 一、(艦船や航空機に積まれた核が事前協議の対象にならないという米側の解釈を記した)日本側文書が外務省にある。(米国で既に開示され、密約内容を記した英語の「秘密議事録」と)全く一言一句変わらないことが書かれている。

 一、外務省で日米安全保障条約を担当している者は(密約のことを)みんな知っている。(大平、ライシャワー両氏が密約を確認した内容を記した)記録も外務省に残されているはずだ。

 一、小渕恵三氏には彼が首相となる前の外相の時にこのことを伝えた。橋本龍太郎氏にも外務省から伝えている。両首相経験者とも事実関係を知っていた。

 ▽D氏

 一、条約課長になった時に聞かされた。私自身は首相に(密約の内容を)話すことはなかった。

 一、(国会で事実と違う答弁を続け)何か恥ずかしいなという思いがあった。
(引用ここまで)
沖縄の米海兵隊(一部)グアム移転問題を、日本の大手メディア報道だけで追っていると、見えるものも見えなくなっているが、目をちょっと外に転じると、ご当地グアムですら、すでに大きな変化が見えている。
(記事要旨 by suyap)
GAO(米国会計検査院)は、グアム政府は沖縄からの海兵隊移転計画に伴い道路などのインフラ設備の整備を期待されているが、たとえば道路予算ひとつとっても当初44億ドルといっていたのが15億ドルになったり、米軍の計画がずさんなため予算が立てられないでいると発表した。グアム政府は、海兵隊移転にともなう数ヵ年分の設備増強予算として、当初61億ドルを見込んでいたものを29億ドルに削ることを発表した。米国会計検査院の報告では、海兵隊受け入れ後に見込まれる税収や他の収入増を返済に当てることとして、グアム政府は債券市場から融資を受けることも可能としたが、グアム政府側は、移転関連の負債を負うことに偏重してはいない(not partial to)。
記事全文は文末に貼ってあります


最後に、ブログが消されるかもしれないリスクも省みず、この事件を全文コピペで記録したこわれたおもちゃをだきあげてさんに敬意を表します(みんな、はやく読みに行って!):

杞憂であればいいが
http://takashin110show.blog119.fc2.com/blog-entry-736.html
万歳を叫んでいた男
http://takashin110show.blog119.fc2.com/blog-entry-735.html



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Pacific Daily Newsの記事を読む
# by suyap | 2009-11-16 19:38 | 国際情勢と日本政治 | Trackback(7) | Comments(1)
南西リーフのオニヒトデ状況
ヤップ島南西のリーフを、距離・水深ともに広範囲に潜った(下図左下の赤枠の中)。

このあたりは、2年ほどまえからオニヒトデの姿を見かけるようになっていたが、同時にサンゴも元気に増殖しており、オニヒトデのアウトブレイクという風にはなかなか進んでいなかった。

潜ったエリアは、ダイブサイト名でいうとマジック・キングダムエンド・オブ・ザ・ウォールギルマン・ウォールヤップ・カバーンズ、そしてサウス・ティップだが、北のマジック・キングダムではかなりブレイク気味になっており、そこから南へと、オニヒトデが勢力を伸ばしてきているのが感じられた。


上の写真はマジック・キングダムだが、とくにリーフ内の水の流出しやすい場所を中心に、帯状にかなりやられた場所がある。いちばんサンゴの被害の大きい水深は10mから15mくらい。浅い場所でもオニヒトデが折り重なってサンゴに食らいついているのだが、

サンゴの増殖もそれに負けていないのかもしれない。

まだこんなにうっとりするような、生き生きとしたテーブル・サンゴ場が楽しめる場所もたくさんある。

スロープに根が点在するマジック・キングダムを南に下がると、だんだん急傾斜になり、やがてエンド・オブ・ザ・ウォールを経て、ドロップ・オフのギルマン・ウォールになる。ここら一帯も、サンゴ状況の良い場所とオニヒトデが広がった場所がまだらに出現する。まだサンゴを完全に食いきれるほどではない感じ。うっかり写真を撮り損ねたのだが、エンド・オブ・ザ・ウォールの見事なコモンシコロサンゴPavona clavus)が、4割がたやられていたのはショックだった。

興味深かったのは、ヤップ・カバーンズの水深30mオーバーのスロープで、折り重なるようにして乏しいエサ(サンゴ)をあさっているオニヒトデたち。このポイントは水深20m以浅で壁がえぐれて箱庭的になっており、その中に生息するサンゴや棚上のサンゴの間に、ヒトデやその食害はまだ見られない。深場を食い詰めたオニヒトデは、これから食い上ってくるのだろうか?サウス・ティップ棚状のサンゴには、ほぼ食害は見られず、見事なサンゴ場となっている。

オニヒトデに対するわたしの見解は、過去にもたくさん書いてきたけれど、

オニヒトデはいま...
http://suyap.exblog.jp/6939744/
ハマサンゴを食べるオニヒトデ
http://suyap.exblog.jp/5734531/
オニヒトデ対策
http://suyap.exblog.jp/4164089/

わたしは、無計画で中途半端なオニヒトデ退治(間引き)が、かえってオニヒトデをだらだらと繁殖させるという考えに賛成だから、基本的には海の中でヒトデを見ても何もしない。ある場所でオニヒトデを間引いても海流にのってすぐに他水域から流れ着くし、オニヒトデは危害を加えられたときに反射的に放精・放卵するというし、成長の速いサンゴが増えすぎると成長の遅い造礁サンゴの発達が阻害されるので、サンゴの種のバランスをとるために、ある程度のオニヒトデは必要な存在なのだ...etc.と、理由はたくさん挙げられる。サンゴ礁が回復不能なほどオニヒトデにやられてしまうのは、ヒトデに問題があるのではなく、必ず人為的な土地や海のいじくりや排水が原因なのだ。

とはいっても、ヤップを代表するダイビング場所にひとつでもある南西のリーフのオニヒトデ状況が心配になってきたので、このブログでも、新たにヤップのオニヒトデというカテゴリーを設けてオニヒトデ・ウォッチの記録を集めておくことにした。よかったら過去記事を参照してください。


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# by suyap | 2009-11-15 16:30 | ヤップのオニヒトデ | Trackback(1) | Comments(3)
今週のローカルフード
久しぶりの「今週のローカルフード」、ここまで不定期になっては、もう「今週の」というタイトルはやめたほうがいいけど...

提供者のG嬢のほうも、おばあちゃんが入院したり、妹たちの出産が迫っていたりといろいろ忙しそうで、しばらくローカルフード宅急便が途絶えていたけれど、きょうはいつもより大きなバスケットを持ってきてくれた。

これなら2週間は持つでしょ、G嬢。ビンロウの葉の覆いを開けてみると、なるほど、たっぷりの量が入っていた。

バスケットの中の上から、ヤムイモの一種のドゥオグ、田んぼで育つタロイモのラック、バスケットの外の品は左から時計回りで、バナナの花チャス(シマオオタニワタリ)、サツマイモの葉、ヤムイモの一種のダール

人生の前半を日本で過ごしたわたしには、やはりローカル・フードばかりではつらいものがあるので、だいたい麺類、ご飯もの、ローカルと3等分くらいの食生活になっている。というわけで、G嬢の推察どおり、この量は2週間分としてはモア・ザン・エナフってとこだ。

それにしても、これらを運んでくるためだけに、まずココヤシの葉でバスケットを編み、そのハンドルをオオハマボウの繊維で作り、それらの押さえのビンロウの葉や留めを用意し、なんともたいへんな手間隙をかけてくれているものだ。

生のココヤシの葉で編んだバスケットは、そのままいろんな用途に使えるが、葉が枯れるとともに強度が落ち、最後は生ゴミの捨て場となってゴミとともに自然に返るように利用される。乾燥した日本で飾っておくだけならかなり持つが、ヤップのような高温多湿地帯では、寿命はせいぜい数週間というところ。それでも女たちは懲りずにせっせとヤシ篭を編む。

青物のチャスサツマイモの葉は新鮮なうちに洗って使いやすいように小分けして保存したいし、冷蔵庫の中も整理しなきゃとゴソゴソしているうちに、残り物なども加えながらやっつけで作った料理が夕食となった。

タマネギとインゲンマメにナスに加えてチャスサツマイモの葉を炒め、ツナ缶をカキカキ開けて加えて、塩少々と醤油で味つけしたものと、昼間にもらった美味しく炊けたラック芋、ああ、これだけでわたしには超シアワセな晩御飯、ゲストが置いていってくださった芋焼酎で一杯やりながら、これを書いている。Oさん、ありがとうございました。


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# by suyap | 2009-11-13 18:09 | ヤップの食べ物 | Trackback | Comments(0)
アジア太平洋のへいわ

昨日、島内観光ツアーの添乗から戻ると、すでに退社したG嬢のメモが残っていた。明日は休日らしいけど、わたしに働いてほしい?

ほとんど毎日なんらかのツアーが入っている日が半月ばかり続いており、落ちついて身近なニュースを見る暇もなかったけれど、そういや先月末頃に、州知事がVeterans of Foreign Wars Day(海外戦争復員兵の日)を州の休日にする書類にサインしたとか聞いてたっけ... このVeterans of Foreign Wars Dayってのもすごい名前だけど、米軍に志願したこの国の若者にもイラクやアフガニスタンで戦死者が出るにいたって数年前にできた記念日だ。

11月3日のFSM Independence Day(ミクロネシア連邦独立記念日)では、ヤップ州政府は早々11月2日の月曜日に繰り上げ連休として州政府機関をすべて休みにしたけれど、連邦政府機関は大統領の決済がなかったので、11月2日は働いて3日に休んでいた。連邦政府と州政府の判断はこのような休日の措置にも違うことがあるので、ヤップ州が11月11日を休みにするのは今年が初めてだ(ったと思う)。

ところでこの日を休みにすることに個人的にはムムッとくるものがあるし、バスもお休みになるので通勤の足がなくなるG嬢は休んでも、わたしひとりでも店を開けて仕事をしてやろうかと思っていたのだけど、今早朝のフライトでお帰りになったゲストを最後に、連日続いていた仕事もひと息ついたのでホッとしたとたん、お休みモードになってしまい、空港から戻って午前4時に眠りについたとたん、午後1時まで意識を失っていたのであった。

その後、午後のコーヒーをすすりながら、沖縄の普天間基地をめぐる問題をあちこちのブログやニュースを漁って考えてみた。そして、久しぶりに日本軍事情報センターの神浦元彰さんの記事を読んでみて、う~んとうなってしまった。つまり、神浦さんは、
1)在沖縄米海兵隊のグアム移転には見直しの可能性が出てきた。

2)それを見越して米上院は海兵隊のグアム移転費用7割減を可決し、そのためにゲーツ国防長官が訪日して、辺野古(キャンプ・シュワブ)沿岸への日米合意履行を強く迫った。

3)普天間飛行場の危険を除外し、基地のない沖縄を作るための過渡的な措置と考えて、嘉手納弾薬庫の一部に海兵隊のヘリ部隊を移設する統合案を推奨。

4)在沖海兵隊の行き先は米本土(カリフォルニア州ペンドルトン基地)に主力を戻し、第3海兵師団(司令部 沖縄)を第一海兵師団と統合する案しか選択肢がなくなる可能性が高くなる

5)このままアメリカが辺野古沿岸基地建設を強引に迫れば、辺野古基地建設が反米、反基地、反戦争の象徴になることは間違いない。私のように日米同盟を重視する者にとって不幸な結果となる。
という分析をしておられるわけだ。

日本軍事情報センター What's new:2009.11.01
日本軍事情報センター What's new:2009.11.02
日本軍事情報センター What's new:2009.11.07
日本軍事情報センター What's new:2009.11.09
日本軍事情報センター What's new:2009.11.11

もっとも日米同盟を重視する者としての神浦さんの見解だが、田中宇さんはこう書く:

田中宇の国際ニュース解説:沖縄から覚醒する日本
http://www.tanakanews.com/091104okinawa.htm
米軍は今後、さんざん日本人の反米感情を煽った末に、最後は怒って日本から撤退をする。米政府は、そのつもりだろう。そのころには、北朝鮮6カ国協議も進展して「北東アジア集団安保体制」に衣替えする流れになるだろうから、日本の防衛には問題はない。
いつまでも「日米同盟」だけを前提に考えていては、状況のほうが先に進んでしまうかもしれない。いつもスパッと状況を切りとって説明してくださる反戦な家づくりさんの見解も意味深い:

あと3週間で 時限爆弾 が炸裂する
http://sensouhantai.blog25.fc2.com/blog-entry-792.html
鳩山政権の歴史的な意味というのは、日本で革命とか動乱とかが起きないようにする、ということなのだと思う。
   ~~中略~~
声を上げること。声を上げることで鳩山政権の後ろ盾になること。民の声を後ろ盾にしなければ、前に進めない政権にすること。
いま、沖縄をめぐって、まさにそういう事態が進行している。

官僚主導の政治はダメ。たしかにそれはそうだ。
でも、それだけではない。

政治家主導の政治でもダメ。
民の声が主導する政治でなくてはいけない。民意の顔色をうかがいながら、それを錦の御旗にして進んでいくような、少々頼りない政権でちょどいい。
そういえば、少し前の記事できっこちゃんが田中秀征さんの言葉として自民党は老朽住宅、民主党は仮設住宅、どちらかに永住しろと言われても困る。と書いていたなあ...

まわりの状況変化に押されて、ついに老朽住宅から脱出することにしたのだから、これからは仮設住宅で少々しんどくても住民ひとりひとりが、新しい家づくりに汗を流さなければならないわけだ。

いずれにしても、辺野古に膨大な金を使って新滑走路を建設することは、どちら側にたっても最悪の選択であることは確かだ。最終ゴールを沖縄からの米軍完全撤退とし、利権抜きでより実現可能性が高い外交的落としどころを見つけなければいけない。

グアムを中心とするミクロネシアでもいま、海兵隊のグアム移転を前提にして雇用や経済効果が期待されているが、それに伴う不安も大きい。沖縄で厄介モノだったものはグアムや近隣諸島でも厄介モノになるのはアタリマエ、太平洋の島には殴りこみ部隊の活躍の場はないのだから、とっとと本国に帰ってもらいたいものだ。本ブログを定期的に読みにいらっしている米海軍さん、とうか海兵隊さんにその旨よろしくお伝えくださいな。


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# by suyap | 2009-11-11 22:57 | NO WAR | Trackback(4) | Comments(4)
セミホウボウ

ウォネダイ・チャネルの入り口近くで、久しぶりにセミホウボウDactyloptena orientalis)に出会った。むこうはチッ、見つかっちまった!と、ちょっとあせり気味、大きな胸びれをわ~っと広げて、さっそく逃走モードだ。

まるで「翼で飛ぶ」ように遠ざかりながらも、赤い目はしっかりこっちを見ている。何もしないから、ちょっとだけ写真を撮らせてよ...

セミホウボウホウボウChelidonichthys spinosus)の近い親戚だと長いこと思いこんでいたけれど、同じカサゴ目ながら、セミホウボウはセミホウボウ科セミホウボウ属で、ホウボウはホウボウ科ホウボウ属と、けっこう遠い関係なんだね。

わたしがまだ小さかった頃、サカナはサカナ屋さんか行商のおばさんから買う時代だったし、瀬戸内の町ではサカナはそんなに高いものでもなかったのだろう。カワハギキュウセンの煮付けなどが夕食のおかずの常連だったが、ホウボウもときどき食卓に登場した。ホウボウという名を子供ながらに「方々」と解釈して、「あっちこっち」と呼んでいたのを、このサカナを見るたびに思い出す。


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# by suyap | 2009-11-10 23:58 | ヤップの自然・海 | Trackback | Comments(2)
妊娠ザメ
毎日とっぷりと潮づけの日で、また更新をサボってしまいました。で、前回につづいてサメさんの登場ですみません。

北西側のアウト・リーフ、バーティーゴと名づけた場所に集まる↓オグロメジロザメ↓の中に、お腹がかなり大きくなったメスが数匹いる。

あらあら、オグロメジロザメだけではなく、↓ツマグロ↓にも妊娠ザメが...

みんな尾びれを振ってサメ泳ぎしているのだけど、やっぱりお腹が重そうで、口もやや半開き。大きさでは迫力あるけれど、動作は他のサメよりスローみたい。


ところで、こちらの記事で心配していた飯山一郎さんのサイトが別のURLで復活したようだ。ただし、こちらもいつまで続くか不明とのこと:

飯山一郎の ちいさなリトマス試験紙のようなホームページ

ヤフー・ジャパンが政治家平〇〇栄によって脅され(?)、個人のホームページを予告無くj抹殺した経緯が書いてあるので、ぜひ閲覧されたし。


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# by suyap | 2009-11-09 22:18 | ヤップの自然・海 | Trackback | Comments(0)
いろいろな海
3日も放置していたこのブログ、さぞかしアクセス数も落ちているだろうなとみてみると、びっくら仰天した。かなりアクセスしていただいた9月中旬のこの記事よりも伸びているではないか。これはいったいナニゴトか?

そういえば1年半も前のこの記事に、昨日と今日、立て続けにコメントをいただいたっけ。サンゴに関するこのニュースが、なにか関係があるのだろうか?あわてて言葉遣いのおかしかった部分を訂正しておいた(汗)。

先週から日本は連休ということで、ちょっとだけ忙しい思いをさせていただいている。ほぼ毎日潜りづけの日々で、外洋のポイントではオグロメジロザメがうろうろしてくれているし、

ミル・チャネル某所では、ホシテンスの幼魚が2匹、ふらふらしているのを毎回見られるし、

アンナ・ウミウシは食欲旺盛で、カイメンにパクパク食らいついているし、そして...

ついにマンタも機嫌をなおしてくれたようで、朝の潮の大きくなる11月のいろいろな海が、これからのお楽しみどころで、ガイドとしての気分はルンルンなのだ。


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# by suyap | 2009-11-06 23:15 | ヤップの自然・海 | Trackback(9) | Comments(2)
薮+鼠+塩+蜃気楼
ヘンなタイトルですみません。いま忙しくてブログの更新がままなりませんが、こっちは大丈夫です。

ところが大丈夫じゃないのはニホンのほうで、いたたまれなくなってこれを書くことにしました。タイトルを見ただけで、わたしが何をいわんとしているかハハンとわかる人はほとんどいないでしょう?

わたしが毎日たのしみに読みにいっているブログが、プロバイダーによって勝手に消されちゃいました。
ネットゲリラ:てげてげ

理由はこういうことのようです。
(リンクをクリックしてね)

どこやらで野球の球を投げたらしい薮さんは、お忍びで小鼠さんとしっぽりしてもまずゴミはスルーとか。これから起きるかもしれないことを、しっかり見張ってなきゃね。もっともジョージ薮さんは、小鼠さんらから旅費やら小遣いを出してもらって、遊び感覚で来ただけかもしれないけどね(そうであることを願います)。



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# by suyap | 2009-11-03 22:56 | メディア・コントロール | Trackback(8) | Comments(1)
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